アルくんのシンプルライフ

夫婦旅と料理が好きなアルくんが平凡な日常をメモします。

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ユングフラウ観光の宿泊地は、穴場のヴェンゲン(Wengen)泊がオススメな件

スイスの人気観光地・ユングフラウヨッホ。ユングフラウ展望台に登る登山電車に乗るとき、どの街に宿泊するか迷う人も多いのではないでしょうか。ランチョンマットに印刷されていた地図を見ながら、コスパのいい宿泊地を選ぶことにしましょう。ちなみに、この地図はユングフラウ地方の街や駅などあちこちで見かけました。

(拡大図)日本語は後から加えたものです

この地方でいちばん大きい街は、2つの湖に挟まれた街 ①インターラーケン(Interlarken)です。ここには鉄道駅があり、多くの観光客はインターラーケンで乗り換えをしてユングフラウヨッホを訪れます。アルくんも、チューリッヒ空港から電車に2時間15分乗って、インターラーケン着。ローカル線に乗り換えました。

ホテルも数多くあるので、ゆったりと滞在するのならインターラーケンもいいかもしれません。ただ、最終目的地であるユングフラウヨッホ展望台まで遠いのが難点です。


2つめに大きい街は、この地図ではインターラーケンのすぐ上。この地図は南が上に描かれているので実際にはインターラーケンの南に位置する ②ラウターブルンネン(Lauterbrunnen)でしょう。この町は、ローカル鉄道とユングフラウに向かう登山鉄道の乗換駅になっています。

ラウターブルンネン周辺は、大昔は氷河の底でした。U字谷という氷河によって削り取られた谷の底にある街です。ラウターブルンネン駅のすぐ裏手には、200m以上高さがある絶壁になっていて、ここが氷河によって削り取られた地形であることを示しています。

U字谷の絶壁の上から、大きな滝が街に流れ落ちます。落差287mのシュタウプバッハの滝です。

アルプスの雪解け水が流れ落ちるこの滝は、冬の間 凍結するそうです

ラウターブルンネンは、インターラーケンに比べれば、ユングフラウヨッホに近づくことができます。しかし、U字谷の底にある街で、ホテルからそのままハイキングに出かけることはできません。次の街を検討します。

 

■ヴェンゲンは、山が近くて、鉄道も便利。しかも割安でした

3つめの候補地は、この地図ではラウターブルンネンの左にある ③ヴェンゲン(Wengen)です。実際にはラウターブルンネンから東の岩壁を登り切ったところにあり、鉄道で13分ほどで着きます。

結局、アルくんたちは、ヴェンゲンの街を宿泊地に選びました。ヴェンゲン駅から歩いて5分ほどのところにあるエーデルワイスホテルに4泊しました。

ラウターブルンネンで平地を走る鉄道から、黄色くてカワイイ登山電車に乗り換えます

ホテルのベランダからアルプスの山々が望めます

エーデルワイスホテルのベランダ。山を見ながらワインを飲みました


ヴェンゲンを選んだ理由は大きく3つ。1つは最終目的地であるユングフラウヨッホ展望台にからそう遠くないことです。ヴェンゲン駅から、クライネシャイデック(Kleine Scheidegg)駅経由、1時間25分でユングフラウヨッホ(Jungfraujoch)に到着します。

2つめはヴェンゲンの周囲に複数のハイキングコースがあり、気軽にスイスの山歩きを楽しめること。そして3つめは、人気宿泊地であるグリンデルワルト(Grindelwalt)よりもホテル代がかなり割安なことでした。

アルプスの牧草地をのんびりとハイキングできます

 

カウベルをつけた牛が出迎えてくれます

この旅でエーデルワイスホテルに支払った宿泊料金は4泊朝食込み、2人分で690フラン。グリンデルワルトのホテル相場を記憶していませんが、迷わずヴェンゲンを選択するくらいの差はあったはずです。

 

4つめの候補地は、地図の左中ほどなる ④グリンデルワルト(Grindelwalt)です。この街はフィルストにロープウェイで登るときなど何度か訪れました。買い物や飲食店が充実していて、家々には花が飾られている美しい街でした。「地球の歩き方」のようなガイドブックには、ユングフラウ地方の宿泊地としてまっ先に取り上げられる人気観光地です。

グリンデルワルトにはアルプス登山に関する博物館もあります

ただ街に魅力があり、鉄道やロープウェイなどの乗り換えにも便利であるからこそ、どうしてもホテル代金は値上がりしてしまいます。

お金に余裕がある旅をするなら、ヴェンゲンやグリンデルワルトよりも標高が高くユングフラウヨッホに近い、クライネシャイデックにもホテルはあります。クライネシャイデックの方が、周りは山だらけなのでスイスの山岳地帯を満喫できるかもしれません。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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