- ①航空券は5カ月くらい前から、スカイスキャナーで探す。TRAICYのキャンペーンもチェック
- ②割安な航空券が見つかったら蛮勇を振るって購入。安くするために連休初日より2日前の便を探す
- ③長距離路線の座席は機体の中央部・通路側を選ぶ
- ④冬は観光できる時間が短いので、できるだけ初夏を選ぶ
- ⑤ヨーロッパ到着空港と、最後に日本に帰国する空港は別の空港にする。
- ⑥鉄道、バスは日本で予約してしまう。ヨーロッパの鉄道・バス予約はOmioを使う
- ⑦パリ、ロンドン、ベルリンのような大きな都市は、連泊してゆっくりと美術館巡りや観劇を楽しむ
- ⑧ホテル予約はブッキングドットコムに集約して、駅やバス停近くの宿を探す
- ⑨1つの街ではできるだけ連泊する。キッチン付きのアパートにして夕食は部屋で食べる
- ⑩ホテルのキャンセル無料期間内に、同じ条件でもっと安い宿がないかどうか探す
- ⑩鉄道、バスは日本で予約してしまう。ヨーロッパの鉄道予約はOmio、バスはFlixBusを使う
- ⑪レストランを日本で予約することも。ただし、現地発のツアーや演劇チケットは現地で購入する。
- ⑫ドルとユーロ以外は、現地のATMでキャッシングする。カードが使えるときはカードで払う
- ⑬海外旅行保険には入らずエポスカードや楽天カードの保険を使う
- ⑭スマホはアマゾンでeSIMを買って使う
- ⑮治安が悪い国はツアーを使う
- (番外編)携帯ウォッシュレットを持っていく
①航空券は5カ月くらい前から、スカイスキャナーで探す。TRAICYのキャンペーンもチェック
航空券はいつ買うと安いのか。これがはっきりわかれば、ほんとうに助かるのですが、一筋縄では行きません。
理由1。航空券の価格は、エアラインの座席数と旅客数という、需要と供給の関係で決まっていて、どちらも毎年変化するから。
理由2。エアラインは夏ダイヤ(3月の最終日曜日から10月の最終日曜日直前の土曜日までの7か月間)と、冬ダイヤ(10月の最終日曜日から翌年3月の最終日曜日直前の土曜日までの5か月間)のダイヤ改正を年2回行っていて、座席の需給調整をしているため。
理由3。エアラインの周年記念キャンペーンなどの割引がイレギュラーに行われるため。
こうした需給要因が変化するため、●月に買うのがいちばん安い、などと断言するのが難しくなっています。
ではアルくんがどうしているかといえば、旅行時期の5カ月前からスカイスキャナーを使って割安な航空券を探しています。国際線航空券は、だいたい350日くらい前にエアラインから発売されています。ただそのときは、1年後の夏ダイヤ(冬ダイヤ)が確定していない状態なので、大幅な値引きも値上げもできずにいます。でも5カ月前なら、ダイヤもほぼ固まっているので、航空会社によっては空席率を下げるために値引き戦略をとる会社もでてきます。そのタイミングを狙うという考え方です。
もし4月下旬に日本を出発するのなら、前年の10月末か11月ころからスカイスキャナーで検索しています。
スカイスキャナーはこちらです↓
スカイスキャナーはスコットランド・エディンバラに本社を置く世界的な航空券検索会社です。2016年に中国企業に買収されたそうですが、だからと言って、中国系エアラインが検索上位に出てくるようなことはなく、利用者が求める情報をきちんと提供してくれます。何よりも、エアラインが期間限定で行っているキャンペーンなども、きちんと価格に反映しているらしい(とアルくんには思える)のが気に入っています。
スカイスキャナーを使うのは、あらかじめ目的地が決まっている場合です。日程が先に決まっていて目的地が未定の場合は、TRAICYのようにエアラインのキャンペーン情報をまとめたサイトを見て、安くいけそうな目的地を選ぶこともあります。
TRAICYのサイトはこちらです↓
②割安な航空券が見つかったら蛮勇を振るって購入。安くするために連休初日より2日前の便を探す
正規料金の航空券と違って、格安航空券は日程変更や払い戻しの手数料が高いため、安いチケットが見つかっても、すぐに決断できず買うチャンスを逃すことがあります。アルくんも、見つけたその日に買っておけばよかったのに、1週間後に再検索したら数万円値上がりしていた、ということが何度もありました。
こうした失敗から学んで、今では条件がよい割安航空券は、仕事などの日程調整には目をつぶって購入するようになりました。条件とは、ヨーロッパ便であれば、乗り換えを含む片道所要時間が20時間以内、往復運賃が13万円か14万円以下というのがアルくんの目安です。
どうしても行きたいときは15万円くらいでも購入しますが、航空券だけで往復20万円かけて旅行したことは(世界一周旅行以外)ありません。航空券は完全にコストですから、少しでも安く済ませて、その分、数多く旅行したいと思っています。
少しでも航空券を安くするために気を付けていることは、土日や連休中の出発を避けるということです。できれば連休初日より2日前の出発便にするだけで、値段が大きく下がることがあります。
航空券の価格は、利用者が多い、GW時期、夏休み、クリスマスシーズンは高騰しますが、そのピークシーズンを外せば、リーズナブルな価格で旅行できます。具体的には、①GW期間を除く4月5月、②夏休みとクリスマスシーズン狭間の10月11月、③1月中旬から2月中旬は、例年旅行者が減少するので、航空券価格が安くなる傾向にあります。
③長距離路線の座席は機体の中央部・通路側を選ぶ
若いころは、飛行機の窓から景色を眺めるのが好きで、窓際の座席を好んでいました。でも今は断然、通路側を選びます。機体が大きい旅客機で、窓側、中央部、窓側の大きく3つに分かれている場合は、迷わず中央部を選びます。同じ通路側でも、窓側と中央部では、隣の人を通すために席を立たなくてはいけない回数がかなり違います。
飛行機の中では、できるだけ休息したいので、中央部の通路側座席を好んで選択するようにしています。
④冬は観光できる時間が短いので、できるだけ初夏を選ぶ
オーロラを見に行ったり、ドイツやフランスのクリスマスマーケットが目的の人は冬に旅行することになりますが、ヨーロッパの冬は陽がとても短いので、日本人の感覚ではかなり早くから暗くなってしまいます。
反対に、緯度が高いのと、サマータイムのおかげで、ヨーロッパの夏は21時22時くらいまで明るい状態のまま。これなら、移動の鉄道が少しくらい遅れても問題ありません。観光に使える時間が長くなるので、アルくんは初夏のヨーロッパ旅がお気に入りです。
⑤ヨーロッパ到着空港と、最後に日本に帰国する空港は別の空港にする。
たとえば、外国人旅行者が日本を訪問した時、発着にどの空港を選択するでしょうか。アジアからの旅行者なら、福岡イン福岡アウト、札幌イン札幌アウトのようなコースを選択するかもしれません。直行便があるし、近いから何度も訪日できるからです。
では、欧州から日本への観光客、しかも日本に来るのは一度きりの人はどうでしょうか。一度きりなら、福岡だけ、札幌だけというコースは選択しないでしょう。東京だけ、関西だけも避けて、たとえば、欧州⇒東京、富士山、京都、大阪⇒欧州 という東京イン、関空アウトのプランを考える人が多いのではないかなと思います。このコースなら、一度きりの日本旅行ではありますが、複数の名所を巡ることができ、満足度も高まるのではないでしょうか。
我々日本人が、ヨーロッパに行くときも、東京だけ、関西だけではもったいないので、羽田・成田イン、関空アウトと同じような考え方で欧州旅行計画を立ててはどうでしょうか。
たとえば、フランス南部のニースと、スイスのジュネーブは別の国にありますが、直線距離で300kmほどしかなく、1回の旅行で十分に回ることができる距離です。ですからニースイン、ジュネーブアウトの航空券を購入して、具体的にどこに行くのかは、時間をかけて調べてから決める。アルくんは、よくこのパターンで旅行計画を立てています。
ニースイン、ジュネーブアウトの旅行メモはこちらです↓ ニースからプロヴァンス、シャモニーモンブランを巡ってジュネーブに向かいました。
⑥鉄道、バスは日本で予約してしまう。ヨーロッパの鉄道・バス予約はOmioを使う
現地での移動について、鉄道やバスは日本で予約していきます。シチリアや、モロッコなど、トラブルに巻き込まれたくない空港でも、送迎車を日本から予約しておいて、旅行がスムーズに進むよう準備しています。
鉄道やバスの予約は「Omio」をよく使います。
ほかのサイトとも価格の比較をしていますが、Omioがいちばん安くて使いやすいです。
⑦パリ、ロンドン、ベルリンのような大きな都市は、連泊してゆっくりと美術館巡りや観劇を楽しむ
⑤で書いたのは、ニースやプロヴァンス、シャモニーモンブランといった名所巡りをイメージしたものです。パリやロンドン、ベルリンのように、美術館や劇場が多い大都市に行くときは、直行便でパリイン、パリアウトの旅行を選択することもあります。
パリでは現地7連泊、ロンドンでは現地10連泊しました。ロンドンパスのようなパッケージ化されたチケットを購入して、毎日のように美術館や公園、動物園、ミュージカルなどを楽しみました。
⑧ホテル予約はブッキングドットコムに集約して、駅やバス停近くの宿を探す
ホテル予約サイトには、さまざまなサイトがあり一長一短があります。アルくんは、大手のブッキングドットコムが使いやすいと考えたので、ブッキングドットコムに集約して、Genius割引を使っています。通常価格よりも、割引をしてくれるのでお得感があります。
ブッキングドットコムについては、ここにまとめてあります↓
アルくんは、鉄道やバスでヨーロッパを移動することが多いので、できるだけ駅から近いホテルを選ぶようにしています。多くの駅には、手軽なレストランや、スーパーマーケットが入っているので、食事などをするときも便利です。
⑨1つの街ではできるだけ連泊する。キッチン付きのアパートにして夕食は部屋で食べる
旅行は一期一会です。せっかくその街に降り立ったのに、わずか1泊で次の街に移動してしまうと、どうしても印象も薄くなってしまい、もったいない気がします。そこで、
(日程が許す範囲で)1つの街で2泊か3泊するプランを立てるようにしています。
また、昼も夜もレストランで食べてもいいのですが、夜はできるだけ部屋で食べるようにしています。写真のようなキッチン付きアパートがヨーロッパでは普及しています。お皿やナイフ、電子レンジなども用意されています。地元のスーパーで総菜や果物などを買ってきたり、簡単な調理をすると、その街の食べ物を身近に感じられるようになります。
⑩ホテルのキャンセル無料期間内に、同じ条件でもっと安い宿がないかどうか探す
前に書いた通り、航空券は5カ月くらい前に購入することが多いです。こうして、航空券の日程を確定してから、訪問する都市、宿泊先を決めて、ホテルを予約していきます。
すると、4カ月くらい前に、一通りホテル予約も完了してしまい、しばらく放置しておくケースがあります。
そんなときも、もっと便利で、割安なホテルがないかどうか、ときどきチェックするようにしています。ブッキングドットコムでキャンセルが有料になる直前、無料期間内に、もっと安い部屋がみつかれば、ちゅうちょせずそちらに変更します。
アパートの場合、オーナーからカギを受け取ったりして部屋に入ることがあり、オーナーが親切な人かどうか確認しておくことは大切です。事前にオーナーに対して、鍵の受け渡しについてメッセージを送ります。その返事がいいかげんな人も早々に見切りをつけて、もっといい部屋がないかをぎりぎりまで探しています。