アルくんのシンプルライフ

夫婦旅と料理が好きなアルくんが平凡な日常をメモします。

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【旅のメモ2】アルプス観光とロマンチック街道(スイス・ドイツ)page2

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旅行5日目の7月8日(シーニゲ・プレッテとシルトホルンへ)

この日は晴れたり曇ったり。前日にメインイベントを終えているので、のんびりとまだ訪れていない展望台や高山植物園をめぐることにしました。

まず、インターラーケンから近く、古くから有名なシーニゲ・プラッテ展望台を訪れます。登山鉄道がのんびりと展望台を目指して登っていきます。

眼下に広がるのはブリエンツ湖です。

右手にアイガー、メンヒ、ユングフラウが何とか見えます。

シーニゲ・プラッテには高山植物園があります。神戸の六甲高山植物園と姉妹提携しているそうです。

日本人観光客が多いためか、日本語で解説されています。エーデルワイスはキク科なのだそうです。

高山植物園は、よく手入れされていました。

続いて、シーニゲ・プラッテから下り、シルトホルン展望台を目指します。

シルトホルンには映画「007」シリーズのロケに使われたことのある回転レストランがありました。ランチをいただいていると、違う角度の頂を見ることができます。

ユングフラウらしき頂が見えますが、前日と違い、山頂付近に雲がかかっています。改めて、前日の快晴に感謝しました。

早めにヴェンゲンのホテルに戻って、翌日からのドイツ移動の準備をしました。

旅行6日目の7月9日(ヴェンゲンからフランクフルトへ移動 5時間半)

4連泊したヴェンゲンのエーデルワイスホテルに別れを告げてドイツに向かいます。朝8時33分発の電車でユングフラウ地方のヴェンゲンから、ラウターブルンネン、インターラーケン経由でフランクフルトに向かいます。

電車が少し遅れたものの午後3時過ぎにフランクフルト到着。およそ6時間半の鉄道旅でした。

フランクフルトは金融の中心街でヨーロッパ中央銀行があります。

自然豊かなスイス山岳地帯と比べると、大都会です。ルフトハンザ航空の拠点、文豪ゲーテの生まれた街としても知られています。それでもフランクフルトの人口は70万人程度と多くありません。街の中心には中世の建物が残るレーマー広場があります。

旅行7日目の7月10日(フランクフルト観光、シュテーデル美術館など)

フランクフルトを訪ねたのはおよそ10年ぶり。前回は寝不足なのにオペラを鑑賞して爆睡してしまいました。今回は、翌日からのロマンチック街道旅に備えて、のんびりと街を散策します。

まず向かったのが、バルメンガルテンという植物園です。数多くの植物がたいせつに育てられていて、温室も充実していました。

続いて、ゼンケンベルク自然博物館へ。恐竜の展示が充実していました。

続いてシュテーデル美術館へ。銀行家シュテーデルによって設立された美術館です。赤や青の鮮やかな色彩の壁に、名画が展示されています。

美術館のカフェで昼食をとりました。ここはお値打ちで美味しかったです。

午後は、レーマー広場のカイザールを訪れました。神聖ローマ帝国の歴代皇帝肖像画が展示されています。

さらに、Uバーンにのってフランクフルト動物園へ。展示に工夫があって楽しめます。海外の動物園は、動物よりも来場者や施設を見るのが面白いです。

この日はフランクフルトを散策し、夕食に中華料理を食べました。明日はロマンチック街道のバスを予約してあります。

旅行8日目の7月11日(フランクフルトからローテンブルクまでバス移動)

ロマンチック街道はドイツ南西部の古い街並みをつなぐ観光名所です。古都ヴュルツブルクから、中世の面影を残すローテンブルク古代ローマ期に創られたアウクスブルク、そしてアルプスの麓に位置するフュッセンまで焼く350kmのコースです。

 

このうち、フランクフルトからミュンヘンフュッセンまでの区間で定期観光バスのヨーロッパバスが運行されています。ヨーロッパバスのパンフレットに日本語表記を入れてみました↓

さて、朝8時にフランクフルト中央駅バス停を出発するバスに乗り込みました。

バスは途中、ヴュルツブルクで15分停車、ヴァイカースハイムで15分停車、ローテンブルクで45分停車、ディンケルスビュールで15分停車、ネルトリンゲンで15分停車、アウクスブルクで20分停車して、17時50分ミュンヘンのバスターミナルに到着します。

そのままバスに乗っていれば、ミュンヘンからさらに、ヴィース教会、ホーエンシュヴァンガウ、フュッセンまで2時間ほどで到着します。

このバスに乗っているだけで街を訪れることはできます。が、美しいローテンブルクをもっと時間をかけて観光したいので、この日はローテンブルクで下車して宿泊。翌日にローテンブルクから再びヨーロッパバスに乗るスケジュールにしました。

 

ヴュルツブルクに到着しました。ガイドさんの案内で歩いてレジデンツへ↓ 

大司教の宮殿として建てられたもので世界遺産に登録されています。

続いてバスはヴァイカースハイムの街で停車します。バス到着に合わせて、中世風の衣装をつけたガイドさんが見どころを案内してくれました。

こちらは地元の子どもたち。コスチュームなのか、普段着なのか、不明です。

ヴィスカースハイム城の騎士の間・リッターザール。

中世の世界に迷い込んだかのような街でした。

そしてバスは昼頃に、中世の街・ローテンブルクに到着しました。

ここで下車して1泊します。

ドイツには「●●川の■■」という地名が多いですが、ここローテンブルクも正式名称は「タウバー川の上方にあるローテンブルク」で、タウバー川近くの高台にあります。

中世都市だけあって、周囲は城壁で囲まれています。

壁の外側の斜面にはブドウ畑が広がります。

ローテンブルク周辺は、ビンの形が独特なフランケンワインが名産です。フルーティーな白ワインです。

ホテルに荷物を預けて、街の中心にあるマルクト広場にやってきました。

正面の建物には仕掛け時計があり、毎時00分に人形がジョッキに入ったワインを飲み干します。1631年、ドイツの宗教戦争である三十年戦争のとき、ローテンブルクを包囲したカトリック軍の将軍が、もしこの大ジョッキを一気に飲み干す者がいれば市民の処刑はやめよう、と言ったのだとか。当時の市長が見事にワインジョッキを飲み干して街の人々を救った、めでたしめでたし。というお話が伝わっています。

英雄となった市長はその後3日寝込んだそうです。ローテンブルクはワイン抜きには語れない街のようです。マルクト広場の一角にある老舗レストランでランチをいただきました。

落ち着いた内装です。建物は16世紀のものです。

店内には鹿の角がたくさん飾られていました。

ローテンブルクの南に位置するコボルツェラー門と街並み。

絵になる撮影スポットです↓

ローテンブルクにあるヤコブ教会は、明るい装飾のプロテスタント教会です。

彫刻家・リーメンシュナイダーの傑作とされる聖血の祭壇があります。↓は最後の晩餐の場面です。

ローテンブルクでも、装飾された看板を数多く見かけました。

いくつか看板の写真を残してみます。

 


GASTHOFはレストラン付きホテルです。

 


ホテル以外は何のお店なのかわかりませんが、それぞれ工夫してあって興味深いです。狭い街ですが、あちこち散策して、夕方ホテルに戻りました。

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