ビジネスパーソンの中には長い休みはとりにくいので、2回に分けて世界一周をしたいという人もいるのではないでしょうか。
ワンワールド、スターアライアンスともに有効期間は1年あります。その期間内であれば、旅行を2回に分割しても問題ありません。
さらに、スターアライアンスは、世界一周チケットを使って、日本国内の出発空港とは別の空港に立ち寄ることができます。
(ワンワールドの場合は、たとえばアメリカ西海岸などの空港で旅行を一時中断しておき、日本への帰国便を別途購入すれば、旅行を2回に分割することができます)
■途中帰国するときは、出発空港とは別の国内空港をつかうこと
スターアライアンスでは、世界一周の途中で日本に一時帰国するルートを組むことができます。前半の旅をして一時帰国し、日本でしばらく働いた後で、旅の後半に出ることができます。1か月、2か月といったまとまった休みがとりにくいビジネスパーソンには、有益なシステムだと思います。
2分割するための条件は2つあります。
1つめの条件は、最初に出発した国内空港とは別の国内空港に一時帰国することです。スターアライアンスの規定に、旅行を開始した空港を経由する旅行はできないと記されています。
たとえば最初に出発した空港が東京(羽田または成田)であれば、一時帰国は関空または中部空港を使えばOKです。羽田と成田はどちらも東京の空港なので、「別の」空港に該当しません。
一時帰国して世界一周の後半を旅行し、最後は出発したのと同じ空港に戻ることができます。もし、東京在住の人なら、一時帰国したときの関空から東京、または中部から東京の移動は、自費負担になります。
■アメリカやヨーロッパの空港から途中帰国することはできない
2つめの条件は、途中帰国ができるのは、アジア・オセアニアの空港からだけだということ。逆に言うと、アメリカやヨーロッパなどから一時帰国することはできません。
もし、アメリカやヨーロッパから一時帰国できたとしても、マイル数が多くなり、お値段が高くなってしまいますが。スターアライアンスの世界一周チケットは3万9000マイルが上限と決まっているので、アメリカやヨーロッパからの往復フライトを追加するのは無理かもしれません。
■スターアライアンスなら世界一周旅行を3分割も夢ではない
この2つの条件を満たせば、スターアライアンスの場合、世界一周航空券を使って、日本に一時帰国できます。
たとえば、前半は東京(羽田・成田)から東南アジア、オセアニアを周遊し、アジアの空港から関空か中部空港に一時帰国します。数か月は日本で過ごしてから、後半の旅行をヨーロッパとアメリカ周遊でまとめる、というプランを作ることが可能です。もちろん、有効期間1年間、最大マイル数3万9000マイル、最大搭乗回数16回という基本ルールは守る必要があります。
ということは、2分割どころか、3回に分割することも不可能ではありません。
たとえば、1回目の旅行は東京(羽田・成田)から東南アジアへ、そして関空に帰国。2回目の旅行は関空からオーストラリア、ニュージーランドへ、そして中部空港に帰国。3回目の旅行は、中部空港から、ヨーロッパと北米を周遊。最後は東京に帰国というプランも、3万9000マイル以内であれば可能です。
と、ここまでスターアライアンスのメリットを書いておいてなんですが、アルくんは結局、ワンワールドで2分割する旅を選択しました。ここまで読んでくださった方ならお分かりのように、スターアライアンスで分割できるのは、大きく分けるとアジア・オセアニアの旅と、アメリカ・ヨーロッパの旅の2つです。
アルくんは、ヨーロッパの旅と、アメリカの旅を2つに分けたいと考えました。それを実現するためには、スターアライアンスでなく、ワンワールドでも、自費でアメリカから日本までの往復便を追加購入すれば実現できます。それなら、スターアライアンスよりも割安なワンワールドを使おうと考えたのです。この旅のメモはいつか詳しく書きたいと思っています。
最後までおよみいただき、ありがとうございました。
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