先日、「この夏の国際線座席数はコロナ前水準を上回る件」というメモを書きました。
そのときも思ったのですが、ソウル線、台北線、上海線、イスタンブール線、サンフランシスコ線、ロサンゼルス線、ニューヨーク線のような、訪日観光客が多い路線の座席数が増えている一方で、ハワイ線などの日本人が登場しそうな路線の座席数が減っています。
訪日客はコロナ前を回復だが、日本人の海外旅行者はまだまだ
それがわかる統計はないかなと探していたら、ありました。
国土交通省が毎月公表している「国土交通月例経済」に、2018年1月以降の日本人出国者数、訪日観光客数推移が詳しく掲載されています。
(参考リンク)国土交通月例経済
グラフにしてみたので、これを見ていただければ一目瞭然です。
日本人の出国者数は、月当たり100万人程度なのに対して、訪日観光客数は月当たり300万人を突破しています。
訪日観光客数を地域別にみると、中国からの訪日客数がコロナ前を下回っているのに対して、韓国からの訪日客数が過去最高に達しています。
これは、文在寅(ムン・ジェイン)政権時代に日韓関係が急速に悪化したことと関係がありそうです。2019年の訪日韓国人が急減したが、現在では両国関係の改善により、相互交流が活発化しているのでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。