アルくんのシンプルライフ

夫婦旅と料理が好きなアルくんが平凡な日常をメモします。

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【世界一周航空券1】ワンワールドか、スターアライアンスか、比較すべきポイントは?

【お知らせ】この記事を書いた2024年5月時点でワンワールドスターアライアンスと比較して格安だったのですが、ワンワールド2024年10月以降大幅に値上げされています

ワンワールド世界一周航空券料金(2024年10月から)

3大陸 エコノミー36万8500円 ビジネス78万7600円 ファースト120万4000円

4大陸 エコノミー39万0100円 ビジネス93万6500円 ファースト141万9000円

5大陸 エコノミー46万0700円 ビジネス107万4300円 ファースト164万4300円

6大陸 エコノミー53万3500円 ビジネス117万3900円 ファースト179万4200円

 

(参考)スターアライアンス世界一周航空券料金

29000マイルまで エコノミー35万8900円 ビジネス70万5500円 ファースト114万1000円

34000マイルまで エコノミー42万2700円 ビジネス82万2000円 ファースト134万4000円

39000マイルまで エコノミー49万4600円 ビジネス95万8900円 ファースト150万4800円

アルくんはワンワールドビジネスクラス4大陸の基本料金が78万0400円だったので、ワンワールドを選びました。今では、赤い字で表示したように93万6500円に値上がりしています。これでは、スターアライアンスと2万円しか差がありません。

次回もし搭乗するときは、サービスの質を考えれば圧倒的にスターアライアンスの方を選択すると思います。ホノムボーイさん、コメントで教えてくださってありがとうございました!(2024年10月16日記)

(以下2024年5月の原文ママです)

東京~パリのビジネスクラス往復は通常80万円くらいかかります。でも、世界一周航空券ならパリ、ニューヨーク、シドニーなど16回ビジネスクラスに搭乗して合計92万円ワンワールド)で済みました、
写真は世界一周したときのパリ・CDG空港発、羽田JAL便のビジネスクラスキャビンです↓

ビジネスクラスの良さはいくつかありますが、

・出発前は、ビジネスクラス用ラウンジでくつろいだり飲食できる

座席が広くて、夜中はフラットになるので快眠できる。

食事やドリンクサービスがいい。

の3つがとくに魅力です。

ラウンジには、食事やドリンク(ノンアルコール、アルコール)だけでなく、シャワー設備や仮眠室などが用意されていることもあります。空港トランジットで待ち時間が長い時には、シャワーを浴びてリフレッシュすることもできます。

座席が広くてフラットになること、食事やドリンクが美味しいことは、ブログなどでもよく目にします。ビジネスクラスでも、アメリカ国内路線は大したことはありませんが、太平洋横断、大西洋横断、ユーラシア大陸横断などの長距離路線は、機内で過ごす時間も長いのでビジネスクラスに搭乗してよかったなと何度も感じました。

ワンワールドならビジネスクラス92万円、エコノミークラス48万円

アルくん夫婦が世界一周旅行をしたのは、2023年の春と夏です。春に1カ月、夏に1カ月。途中日本で1カ月働いたため、春と夏の2回に分けて旅行しました。

そのとき実際に払った世界一周航空券の料金は、基本料金78万0400円、サーチャージや空港諸税13万6950円の合計91万7350円でした。これは、ワンワールドビジネスクラス航空券(4大陸)です。

ワンワールドの世界一周航空券、エコノミーなら33万5000円で16回も搭乗できる。1フライト当たり2万円強で超お買い得 - アルくんのシンプルライフ

ワンワールドのビジネスクラス 世界一周航空券はスターアライアンスよりも約20万円安くて驚いた - アルくんのシンプルライフ

で詳しく書いていますが、世界一周航空券は世界の航空会社が旅行好きの人に与えてくれたプレゼントのようなもので、とにかくお値打ちです。

世界の航空会社は3大グループに分かれて業務提携

ここでは、ワンワールドか、スターアライアンスのどちらにするかで悩んでいる人が、重視すべきポイントについてメモします。

世界には、大小合わせて1000以上もの航空会社があると言われています。その中でも、頻繁に国と国をつないでフライトしている航空会社は100くらいでしょうか。

これだけ多いと、当然、航空会社同士の競争が激しくなります。たとえば、ニューヨーク~ロンドンのように旅客数が多い路線に数多くの航空会社が路線を開設しようとして、過当競争が起きるかもしれません。

過度な競争は、経営環境を悪化させます。実際、航空会社の経営状態は安定していないことが多く、日本航空(2010年会社更生法適用の後、再生)、パンアメリカン航空(1991年連邦破産法適用)、ノースウエスト航空(2010年デルタ航空経営統合)、コンチネンタル航空(2012年ユナイテッド航空と統合)などのように、破綻や統合を繰り返しています。最近でも、イタリアのアリタリア航空が経営悪化でエティハド航空傘下になったあと、2021年に国有化されました。 

このような過当競争を避けるために、世界の航空会社は大きく3つのグループに分かれて業務提携(アライアンス)をしています。人気路線は共同運航便(コードシェア便)で運行するなどして、互いに利益がでるよう協力しているのです。

このあたりの事情は、コンテナ船を運航している海運会社と似ています。海運会社は、ザ・アライアンスや、オーシャンアライアンスのような海運同盟を結んでいます。

前置きが長くなりましたが、世界一周航空券は、アライアンスに加盟している航空会社の飛行機を乗り継いで世界一周することができるチケットのことです。かつては、パンアメリカン航空1社だけで世界一周路線を運航していた時代もありました。現在では、航空会社が地域ごとに棲み分けているため、アライアンスとして世界一周チケットを提供しているというわけです。

1フライト当たり2万円ちょっとでアメリカやヨーロッパに飛べる!?

3つのアライアンスとは、

ワンワールド日本航空アメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズ、キャセイパシフィック航空カンタス航空など)、

スターアライアンス全日空ユナイテッド航空、、ルフトハンザ航空、シンガポール航空ニュージーランド航空など)、

スカイチームデルタ航空エールフランス、KLMオランダ航空、大韓航空ベトナム航空など)の3つです。

世界一周航空券の魅力は何といっても割安なこと。いちばん安い例をあげると、ワンワールドのエコノミークラス・3大陸は、1人33万5000円が基本料金。この価格で最大16回まで飛行機に搭乗できます! 基本料金は1フライト当たりにすると、33万5000円÷16回=2万0938円となります。この基本料金のほかに、出国税燃油サーチャージが加算されますが、1フライト当たり2万円強の価格でアメリカやヨーロッパまでフライトできるなんて、お得ですよね。

 ワンワールドスターアライアンスという会社があって、その会社から直接チケットを購入するわけではありません。旅程の第1区間を運行している航空会社が、アライアンスに加盟する航空会社の代表として、世界一周旅行チケットを発券する仕組みになっています。ですから、たとえば日本航空全日空に、世界一周旅行チケットを専用に販売する窓口はありません。

ワンワールドは、料金体系が少し割安。スペインやモロッコを巡る旅にはお勧め

ワンワールドは一覧表にあるとおり、世界の航空会社13社で構成されているアライアンスです。日本人になじみがあるのは、日本航空アメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズ、キャセイパシフィック航空カンタス航空などでしょう。

表にはアラスカ航空子会社であるハワイアン航空も書き加えてあります。

ワンワールドのメリット私見

料金体系がスターアライアンスよりも割安

・スペインやモロッコ方面、オーストラリア方面、イギリス国内などに強い

ハワイアン航空が使えるのでハワイ島マウイ島などへのフライトが便利

日本航空のマイルがたまる

ワンワールドのデメリット私見

・南米路線が弱い。アフリカはロイヤル・エアモロッコ1社だけ

・世界一周中に、日本に一時帰国できない(ただし、自費で帰国するのは自由)

予約システムが旧式で使いにくい

 

⇒スターアライアンスへ

スターアライアンスは、全世界で路線が充実。アフリカや南米でも利便性高い

スターアライアンスは表にある通り、世界の航空会社26社で構成されているアライアンスです。

日本人になじみがあるのは、全日空、ルフトハンザ航空、ユナイテッド航空シンガポール航空アシアナ航空ニュージーランド航空トルコ航空などなどでしょう。

スカンジナビア航空は、2024年8月までスターアライアンスに加盟、その後はスカイチームに変更します。

スターアライアンスのメリット私見

世界一周中に、日本に一時帰国できる(条件あり)

・アライアンス加盟社数が多く、世界中で路線が充実している。

・とくにワンワールドにはない南米や中米拠点のエアラインや、アフリカ拠点の複数エアラインが加盟している。

ヨーロッパ方面も加盟社が多く路線が充実している。

予約システムが使いやすい

全日空のマイルがたまる

スターアライアンスのデメリット私見

料金体系がワンワールドよりも割高

 

スターアライアンスで、途中帰国するときの条件についてはこちらをご覧ください↓

arukun109.com

スカイチームは2024年7月現在世界一周航空券の取り扱いを停止

スカイチームは、表にある航空会社で構成されているアライアンスです。

日本人になじみがあるのは、デルタ航空エールフランス、KLMオランダ航空、大韓航空ベトナム航空、アリタリアの跡をついだITAエアウェイズなどがあります。

エールフランスやKLMオランダ航空など、ヨーロッパに向かう長距離路線が充実しているので、使ってみたいと思う人は多いかもしれません。

ただし、2024年7月現在、スカイチームの世界一周航空券は販売停止になっているようです。日本のニュースでは報じられていないようですが、スカイチームのホームページに販売停止の記載がありました。こちらです。

世界一周航空券は、旅程の第1区間を運航している航空会社からチケットを購入します。そのため、もしスカイチームで世界一周航空券を購入しようとすると、海外で買う必要がありました。今ならオンライン販売ができたのかもしれませんが、計画を立てて、最終的にチケットを購入するときになっても、座席予約ができないなどのトラブルが多いため、日本語が通じるほうがだんぜん便利です。ですから、ワンワールドスターアライアンスの2択が現実的な選択肢になっていました。

とはいえ、スカイチームがサービスを休止したとなると、ワンワールドスターアライアンスが販売停止する恐れはないのか?心配になります

世界一周航空券は、航空会社にとっては採算よりも、海外旅行が好きな人たちへのサービス=販売促進策なのではないかと思います。2アライアンスで、サービスを磨き合ってほしいなと思います。今後の動向を見守りたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。