アルくんのシンプルライフ

夫婦旅と料理が好きなアルくんが平凡な日常をメモします。

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海外のガイドブックに学ぶ オツな国内の「穴場」観光地 ~久保田一竹美術館(山梨県)~

2023年5月に、新型コロナが感染症法上の5類に移行されてからというもの、日本を訪れる外国人観光客が急増。都内でも、浅草周辺、築地市場周辺、上野周辺をはじめとして外国人観光客に席巻されるようになってしまいました。世の中、急に変わりましたね。

それにしても、外国人観光客たちは、日本人である私たちすら知らなかったような穴場スポットをどうやって知っているのでしょうか?それがわかれば、私たちも自分の国内旅行プラン作りに生かせるのではないでしょうか。

インスタグラム、X(エックス)、FB(フェイスブック)などのSNSが大きな影響を与えているのは間違いありませんが、意外なことに定番とされる外国人向けガイドブックにもヒントがあることがわかってきました。それが、ミシュランの発行しているMichelin Green Guide Japon(ミシュラン・グリーン・ガイド・ジャポン」と、ロンリープラネット社刊行の「lonly planet Japan」です。

これらの定番ガイドブックの中で高評価を受けている国内観光地から、アルくんが行きたい観光地選びをしてみました。

久保田一竹美術館(写真:楽天トラベルから)

まず気になったのは、山梨県南都留郡富士河口湖町にある久保田一竹(くぼたいっちく)美術館です。この美術館は、公式ホームページにもミシュラン観光ガイドに三つ星にて掲載されています。」と記載しているほど。日本国内での知名度はそれほど高くないものの、外国人観光客からは高く評価されている場所です。

美術館のデジタルパンフレットから、すばらしい作品の写真を引用させていただきます。↓

ちなみに、河口湖周辺には観光スポットが密集しているためか、じゃらんの「富士河口湖の観光スポット」をみても上位10位以内にはランクインしていません。ですが、Yahoo!トラベル「河口湖で人気の観光・お出かけスポット30選」では12位にランクイン、楽天トラベル「山梨・河口湖観光スポット33選」では上から19番目に紹介されています。つまり、目立たないけど、行ったことがある人からの評価は高いとみることができそうです。

久保田一竹美術館の公式ホームページには、日本語、英語、中国語、韓国語だけでなく、フランス語、スペイン語、ロシア語のPDFが用意されています。

久保田一竹(1917~2003)は、東京神田で骨董品店の息子として生まれました。その後、手書き友禅や日本画を学びました。東京国立博物館で、室町時代に制作された「辻が花染め」の小裂に魅了されます。その制作技術は伝承されていなかったため自らの工夫で技法を再現、発展させた人物が久保田一竹です。

↓ デジタルパンフレットからの引用です。

 

久保田一竹美術館は、一竹辻が花の作品が展示されている本館と、とんぼ玉ギャラリーやカフェのある新館、さらには東屋や散策路まで整備されています。

ぜひ余裕を持った日程で訪れたいと思いました。

↑館内マップを公式ホームページから引用しました。

久保田一竹は生前、富士山に魅せられ、美術館の設計も久保田一竹自身が手掛けました。沖縄の琉球石灰岩を多く使い、独特な質感をもつ美術館になっています。

【アクセス情報】

久保田一竹美術館

住所:401-0304山梨県南都留郡富士河口湖町河口2255

電話:0557-76-8811

バス:JR河口湖駅から河口湖周遊バス(レッドライン)で約20分、久保田一竹美術館前下車

 

河口湖の北岸に位置しています